ランの栽培方法 その1 | |
このページでは、私の一般的なランの栽培方法や各月の注意点とかを簡単にご紹介します。なお、栽培の詳細は各文献が販売され詳しく掲載されていますので、そちらを参考にお願いします。 |
<私の設備編> |
項 目 | 内 容 |
温室の規模・仕様 | アルミ3坪タイプ(大仙) 南側に空気取入換気レジスター付き |
暖房設備 | 灯油使用の温風器(総和SP515A)1〜6坪対応 |
室内外換気ファン | 南側に空気攪拌用室内ファン(約50cm) 北に排出用の換気扇(20cm) |
側窓 | 引戸型で夏場は、取り外し可能 |
天窓 | 西側に自動開閉天窓を2カ所設置 |
二重ビニール | 引越しの時に使用するエアセルマット(粒々が付いてるので保温効果バッグン)熊本は、日照も強いので冬場の照射量としても、エアセルマットで丁度良いようです。 |
遮光ネット | 市松模様のシルバー色のダイオネットを使用(採光が安定している) 2月中旬頃、温室内が30度になったら張るようにしています。取り外しは、12月初旬の二重ビニールを張る時にしています。 晴天時は遮光し、雨天時は遮光を外せるように工夫し、遮光率を調整出来るようにセットします。 |
<ランの配置編> |
項 目 | 内 容 | |
夏 | 温室内 | パフィオペディルム ファレノプシス フラグミペディウム(水耕栽培) |
戸外栽培場 | 上記以外(シンビ・デンドロ用の栽培場とシンビジュウム・デンドロビュウム以外用の栽培場のニカ所有り) | |
【夏本番に欠かせない対策】 1.梅雨までしていた遮光率をアップ(遮光材の取替え又は追加) 2.窓枠など取り外し可能なものは、撤去し全開(可能な限り実施) 3.換気扇と室内循環扇をフル回転(サーモスタットの温度設定(動作)をチ ェック) 4.温室内の地面は散水し、空中は霧吹き(休みの時は、小まめに実施) 5.潅水は、夕方以降(朝の潅水は厳禁) 6.ナメクジ駆除剤を散布(週1〜2回、発見したら補殺) |
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冬 | 低温(温室下段) | シンビジュウム・寒蘭 |
中温(温室中段) | パフィオペディルム・フラグミペディウム・デンドロビュウム | |
高温(温室上段) | その他は上部から吊り下げています。(棚はカラーパイプで組み立て) | |
【冬本番に欠かせない対策】 1.外していた横窓を清掃し、取り付ける。 2.ボイラーや自動天窓の試運転を行いサーモスタットの動作などチェッ クしておく。 3.外気温が連続して15℃を切るようになったら、横窓は外気温の変化 を見ながら開閉を繰り返し温度を調節する。(この辺のタイミングで二 重ビニールを張る) 4.窓を閉め始めたら湿度が高くなってくるので、このころにナメクジ駆 除剤を連続して散布し、ナメクジを駆除する。(夜間の見回りにより補 殺も必要) 5.戸外栽培場のランを取り込む前日には、内外のランを消毒する。 6.夜間の戸外温度が連続して10℃を切るようになったら、二重ビニー ルを閉めて本格的な暖房を始める。 |
冬場の温室の上段と下段の温度差は、3度近くの差になります。 |
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